2024-02-20
「団地を売却したいけど、築年数が古くて売却できるか心配」とお悩みの方は少なくありません。
「団地」とは、昭和30年代から40年代の高度経済成長期に建設された集合住宅です。
築年数が50年を超える建物も多く、近年は老朽化などが問題となっています。
こちらの記事では、団地の売却方法についてご紹介します。
名古屋市天白区、名古屋市緑区、名古屋市南区で団地の売却方法を知りたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
\お気軽にご相談ください!/
団地の売却方法の1つがリフォームをおこなってから売却する方法です。
リフォームとは、老朽化した設備や内装を新築のような状態に改修することをいいます。
団地には、時代のニーズに合っていない内装や設備の物件も多く、新しい設備に取り替えるだけでもアピールポイントとなり、買主が見つかりやすくなるでしょう。
リフォームする際はもちろん費用がかかります。
フルリフォームする場合は数百万円から数千万円以上の費用がかかることもありますので、どこをリフォームするかどうかは慎重な検討が必要となるでしょう。
ただし、「キッチン」「トイレ」「浴室」といった水回りは優先的にリフォームを検討するのがおすすめです。
昭和30年代から40年代に建てられた団地のキッチンは、ガスコンロを設置する台と流し台が分かれていて、ガスコンロの隙間にゴミが溜まりやすく不衛生で使いづらい仕様になっていることが多いでしょう。
「キッチンは毎日使うから、手入れしやすいものが良い」と考える買主も多いため、システムキッチンに交換することで「古い」「使いづらい」といったイメージを変えることが可能です。
団地に設置されているトイレは、一回に流す水の量が8リットルから12リットルにも及ぶものが多くなっています。
近年は節水効果の高いトイレも増えてきていますので、性能の良いトイレを導入すれば、買主へのアピールポイントとなるでしょう。
なお、一回の排水量が6リットル以下に抑えられるトイレにすれば、水道代を年間数千円から数万円程度節約することが可能です。
ただし、排水管の形状やトイレの設置場所の面積によっては交換できない場合もありますので、事前にリフォーム会社と打ち合わせをするようにしましょう。
古い団地の浴室は、浴槽がバランス釜であったり、床がタイル貼りになっていたりして、どうしても古い印象を与えてしまいます。
断熱性が低い、床が滑りやすいなどのデメリットも多く、安全面を配慮する観点からも浴室のリフォームは優先的におこなうべきでしょう。
浴室が新築同然のようにきれいであれば、買主に良い印象を与えることができますので、スムーズに売却が進む可能性も高くなります。
ただし、配管や構造の問題で工事ができない場合もありますので、リフォーム会社との事前協議は必ずおこなうようにしましょう。
この記事も読まれています|不動産売却を遠方にいながらおこなう方法とは?流れや注意点も解説!
\お気軽にご相談ください!/
団地の売却方法の2つめはリノベーションをして売却する方法です。
リノベーションとは、キッチンや浴室などの部分的な設備の工事だけでなく、間取りも含めた物件全体の工事をおこなうことをいいます。
買主のなかでも手間や費用をかけたくない方は、すぐに入居できるリノベーション済みの物件を選ぶ傾向があるため、リノベーションは効果的な売却方法と言えるでしょう。
団地の間取りには、1つの部屋が4畳半から6畳半ほどの大きさに分けられているものが多い傾向にあります。
この背景には、団地が建てられた昭和30年代から40年代は、部屋の大きさではなく部屋数の多さが求められていたということが考えられるでしょう。
しかし、近年は少子化や核家族化の影響により世帯人数が減っていることもあり、広々としたLDK(リビングダイニングキッチン)のある間取りが人気です。
リノベーションをおこない、間取りを現在のニーズに合わせた形にリノベーションすることで、団地の売却が成功する確率を高めることができるでしょう。
この記事も読まれています|不動産売却を遠方にいながらおこなう方法とは?流れや注意点も解説!
\お気軽にご相談ください!/
リフォームやリノベーションをおこなわずそのままの状態で売るという団地の売却方法もあります。
昭和30年代から40年代に建てられた団地は、設備や間取りが現代のニーズに合っておらず、売却が難しい傾向があるのは事実です。
ただし、次のような場合は、そのままの状態でも売却できる可能性は十分にあります。
たとえ築年数が古い団地であったとしても、駅に近い物件や、周辺環境が整っている物件であれば、そのままの状態でもスムーズに売却することが可能です。
不動産の売却をおこなう場合、立地の良さをアピールポイントとして押し出すことですぐに買主が見つかったという事例は数多くあります。
リフォームやリノベーションをおこなえば、建物の設備や間取りを改善することは可能ですが、建物の立地を良くすることはできません。
立地の良さが魅力である団地であれば、そのままの状態で売却を進めてもスムーズに売却できる可能性は高いでしょう。
所有している団地の築年数がそこまで古くないという場合も、そのままの状態で売却することが可能です。
中古物件を探している方のなかには、ご自身でリフォームやリノベーションをおこなうことを前提として物件を探している方も少なくありません。
このような方々は、多少の傷や汚れ、設備の古さをあまり気にせず、購入価格や築年数などの条件面を優先事項とする傾向があります。
そのままの状態の物件を求めている買主もいますので、まずは売却を進めてみて、売却活動の進捗状況を確認しながらリフォームやリノベーションを検討してみるのも良いでしょう。
そのままの状態で売却するメリットは、リフォームやリノベーションに要する費用がかからないという点です。
そのため、「あまり費用をかけずに売却したい」という方にとっては、理想的な売却方法だといえるでしょう。
また、リフォームやリノベーションをおこなったとしても、かかった費用を回収することは難しい傾向があります。
たとえば、そのままの状態での売却価格が1,500万円の団地を、500万円かけてリフォームしたとします。
この場合、2,000万円以上の価格で売却しなければ、リフォーム費用を回収することができません。
しかし、実際に2,000万円以上の価格で売却できるとは限らず、売却価格が1,700万円程度になってしまう可能性は決して低くありません。
リフォームやリノベーションをしたからといって、希望の価格で売却できるとは限りませんので、そのままの状態で売却を進めながら様子をみても良いでしょう。
この記事も読まれています|不動産売却を遠方にいながらおこなう方法とは?流れや注意点も解説!
リフォームやリノベーションをおこなった状態で売却すれば、設備や内装の傷や汚れ、古さなどが解消され買主に良いイメージを与えることができます。
その一方、立地が良かったり、築年数がそこまで古くなかったりする物件であれば、そのままの状態でもスムーズに売却することが可能です。
「どのような売却方法が良いのか分からない」とお困りであれば、不動産会社と相談しながら売却方法を決めていきましょう。
「ハウスドゥ天白野並」では、名古屋市天白区、名古屋市緑区、名古屋市南区を中心に、不動産売却に関するご相談を承っております。
団地の売却に関するアドバイスもおこなっておりますので、お気軽にお問い合わせください。