2024-03-02
不動産売却をする際、多くの方にとっての関心事は「どのくらいの価格で不動産売却できるのか」という点ではないでしょうか。
そんなときに知っておきたいのが、相場価格をご自身で調べる方法や不動産会社に依頼する査定の種類についてです。
そこで今回は、相場価格の調査方法や、「机上査定」と「訪問査定」の違いについて解説します。
名古屋市天白区、緑区、南区で不動産売却をお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。
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不動産売却に向けての第一歩は、不動産会社への査定依頼です。
しかし、査定依頼を出す前にご自身でも相場価格についての知識を得ておくと、その後の不動産売却の流れがスムーズになります。
不動産会社から提示される査定価格は「高ければ高いほど良い」というわけではなく、「相場を踏まえた適正価格」であるかという点が重要です。
定価というものが存在しない不動産売却では、相場価格が売却価格を決める際の大きな判断基準となります。
ここでは、どのように相場価格を調べれば良いのか解説します。
近隣相場とは、エリアや条件が類似しているほかの物件が「今どの程度の価格で不動産売却されているのか」あるいは「過去にどの程度の価格で売買取引されたのか」を参考にする方法です。
現在進行形で売りに出されている不動産に関しては、チラシや不動産売却情報サイトなどを使って調べてみましょう。
過去に実際におこなわれた取引事例に関しては、次にご紹介する2つのサイトから調べることができます。
レインズマーケットインフォメーション
レインズマーケットインフォメーションとは、直近1年で売買された全国の一戸建て、マンションに関する価格情報を調べられるサイトです。
国土交通大臣に指定された不動産流通機構によって運営されています。
エリア別に平米単価などの情報を知ることができ、過去2年の市場動向をグラフで確認することも可能です。
土地総合情報システム
土地総合情報システムとは、国土交通省が不動産売却や購入をおこなった方に対してアンケートを実施し、その結果をデータとしてまとめたサイトです。
そのため、実際に取り引きされた価格を参考にすることができます。
ただし、データの豊富さや情報の更新頻度などはレインズマーケットインフォメーションよりも劣るため、補助的な活用をおすすめします。
公示地価とは、全国に設定されている基準地を国土交通省または各都道府県が調査し、地価を定めたものです。
年に1度調査がおこなわれ、公表されています。
公示地価に関しては、国土交通省のサイトから閲覧が可能です。
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売却する不動産の相場価格が把握できたら、不動産会社に査定を依頼します。
不動産会社から提示される査定価格は、基本的に「およそ3か月以内に不動産売却が可能な価格」に設定されていると考えておきましょう。
これは、不動産売却に向けて不動産会社と媒介契約を結ぶ際、契約期間が3か月となっている場合が多いからです。
また、不動産会社に依頼できる査定方法には「机上査定」と「訪問査定」の2種類があります。
査定の目的に合わせてご自身に適した方法を選択しましょう。
机上査定とは、実際に売却する不動産を訪れることなく、大まかな査定価格を算出する査定方法です。
登記事項証明書などの書類から読み取れる情報だけを基準として査定をおこなうため、簡易査定とも呼ばれています。
机上査定の具体的な算出根拠としては、「近隣エリアにある類似物件の取引相場」や「公的機関によって調査された公示地価や固定資産税評価額」などです。
机上査定は、電話やインターネットから査定を依頼することができます。
不動産会社に足を運ぶ必要がないため、忙しくてなかなか不動産売却のための時間を作れないという方や、不動産が遠方にあって査定に立ち会えないという方にメリットの多い方法です。
また、査定結果がすぐに出るという点も机上査定のメリットだと言えるでしょう。
通常で2~3日程度、早ければ査定を依頼した当日に結果を知ることができます。
ただし、訪問査定と比較すると査定の制度が劣るという点は理解しておかなければなりません。
とりあえず売却価格の目安を知りたいという方や、まだ不動産売却の意志が固まっていないという方は、まず机上査定からのスタートをおすすめします。
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机上査定より詳細な調査を依頼したいという方には、訪問査定がおすすめです。
訪問査定とは、机上査定の内容の調査をおこなったうえで、不動産会社の担当者が実際に現地を訪れて調査する査定方法のことです。
書類からは読み取れない室内の状態や、建物の劣化具合などを調査します。
また、日当たりや風通し、騒音状況、周辺の環境なども重要な査定基準です。
駅、学校、病院、スーパーマーケットといった周辺施設からの距離も査定ポイントとなります。
詳細な調査を実施する分、査定に必要な期間は机上査定よりも長くなり、結果を知るまでには1週間ほどの時間が必要です。
訪問査定では、原則として査定当日に売主の立ち会いが必要です。
その際、住人でなければわからない不動産の情報について、不動産会社に伝えられるようにしておくと査定がスムーズになります。
夜間の騒音の状況、水はけ、近隣に住む住人の雰囲気やご近所付き合いの有無、最寄り駅の混雑具合などです。
雨漏りなどの不具合や過去に事故などがあった場合も、訪問査定のタイミングでかならず伝えるようにしましょう。
また、次のような書類を前もって用意しておくと安心です。
細かい必要書類の内容については、訪問査定を依頼した不動産会社に確認しておきましょう。
訪問査定では実際の不動産に足を運んで査定をおこなうため、机上査定よりも精度の高い査定結果が期待できます。
そのため、不動産売却に向けて具体的に動いていきたいという意志のある方は、訪問査定の依頼がおすすめです。
机上査定の結果を受けて、訪問査定へと進む流れもあります。
また、査定当日に不動産会社の担当者と対面することになるため、不動産に関する情報を直接伝えることが可能です。
書類だけではわからない不動産の魅力がある場合は、査定当日にしっかり伝えるようにしましょう。
思わぬポイントが査定額に影響するかもしれません。
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不動産売却では相場価格から不動産の適正価格を見極めることが大切です。
また、机上査定と訪問査定にはそれぞれ「手軽でスピーディー」「精度の高さ」といったメリットがあります。
それらを踏まえたうえで、ご自身の状況に合った不動産売却を進めましょう。
名古屋市天白区、緑区、南区で不動産の査定をお考えの方は、ハウスドゥ天白野並までお気軽にご相談ください。