【2024年版】不動産売却でリフォームの要否を判断するには？売れやすくするコツも解説！

不動産を売却する前にリフォームを検討している方はいらっしゃいませんか。
実は不動産の売却前のリフォームには注意が必要で、おこなうと損をしてしまう可能性もあります。
そこで今回は、不動産売却でリフォームが不要な場合や必要な場合、売却の成功に向けてリフォーム以外で取り組みたい方法についてご紹介します。
名古屋市天白区、緑区、南区で不動産売却をご検討中の方は、ぜひご参考にしてみてください。

不動産売却でリフォームは不要？

不動産の売却前のリフォームは、不要なケースがほとんどです。
たとえリフォームをおこなっても、トータルで見ると利益が少なくなってしまう可能性もあるため、注意しましょう。

リフォームが不要な理由とは

リフォームが不要な理由は、次の2つです。
不要な理由①買主のニーズに合わない可能性がある
中古物件の買主が求めているニーズに合わない可能性があるためです。
中古物件の買主は、購入後に自分たちでリフォームをおこなうことを望んでいる場合があります。
売却前に売主がリフォームをおこなっても、購入検討者の好みに合わなければ、売れ残ってしまうリスクも考えられます。
もしこのような状況に陥った場合、値引きしないと売却できないかもしれません。
不要な理由②リフォーム費用を回収するのが難しい
中古物件の相場は、築年数と立地によりある程度決まっているため、リフォーム費用の回収が難しい側面もあります。
つまり、大規模なリフォームをおこなっても、売却金の設定額を大幅に上げにくいということです。
そのためすべてのリフォーム費用を回収することは困難で、通常より高く売れたとしても、利益が少なくなる可能性があります。

リフォームをしないメリット・デメリット

不動産の売却前にリフォームをしない場合は、リフォーム費用の負担がかからないメリットがあります。
もともとリフォームに使用するはずだった費用を値引きなどに充てれば、よりスピーディーに売れやすくなるでしょう。
また、物件の施工が不要なため、売却したい時期を逃さずにすみます。
ただし劣化が激しいなど、物件の状態によっては大幅な値引きを要求される可能性があります。
このようなケースを回避するためには、あくまでも物件の状態によりますが、最低限の補修などが必要かもしれません。

不動産売却でリフォームが必要な場合とは？

前の章でご紹介したように、物件の状態によっては、売却前のリフォームが必要なケースもあります。
具体的にどのようなケースなのか、見ていきましょう。

リフォームが必要なケースとは

売却前の不動産にリフォームが必要なのは、おもに次のようなケースです。
生活に必要な設備が故障している
基本的にリフォームは不要だといっても、生活がままならない物件を売却するのは困難です。
そのため、生活に必要な設備は整えておく必要があります。
外観の損傷が激しい
壁の穴や水回りのカビや汚れなど、損傷の激しい箇所がある場合は、買主への印象が良くありません。
売れやすくするためには、見た目の印象にも配慮が必要です。

どのようなリフォームをおこなえば良い？

それでは、不動産の売却を成功させるためには、どのようなリフォームをおこなえば良いのかご紹介します。
リフォーム費用は回収が難しいため、安価なリフォームをおこない、物件の印象アップを狙うのがおすすめです。
安価にリフォームできる箇所と費用は、次のとおりです。
なお、6畳の部屋の場合を想定しています。
フローリングの張り替え：14万円から20万円
障子の張り替え：1枚あたり3,000円から8,000円
ドアの面材の張り替え：1枚あたり3万円から6万円
壁・天井のクロスの張り替え：4万円から4.9万円
張り替えをおこなう場合は、個性的な柄やカラーは避け、需要が多そうなシンプルなデザインを選ぶと良いでしょう。

リフォームによる効果は？

少額でも、リフォームをおこなって見た目の印象が変わると、掲載写真を見た購入希望者からの内覧の問い合わせが増えやすくなります。
内覧の件数が増えれば契約につながる可能性も上がるため、物件によっては売却の成功へ大きな効果が期待できます。
ただし、個人でリフォームの要否を判断するのは困難です。
利益にも関わるため、リフォームの要否の判断に迷っている場合は、ぜひハウスドゥ天白野並へご相談ください。

不動産売却の成功に向けてリフォーム以外に取り組みたい方法

最後に、不動産売却の成功に向けてリフォーム以外に取り組みたい方法についてご紹介します。
ここまでご紹介したように、不動産の売却前のリフォームは不要なケースが多いため、それ以外で売れやすくする方法についても把握しておきましょう。
方法①インスペクションをおこなう
インスペクションとは、専門家によって物件の不具合の有無を診断してもらうことです。
インスペクションに合格し、不具合がないことがわかれば、買主へ安心感を与えられるメリットがあります。
また、物件の状態を把握できるため、契約不適合責任を回避しやすくなるでしょう。
契約不適合責任とは、契約内容に反する物件を取引した際に売主が負う責任のことです。
契約不適合責任に問われた場合、売主には、不具合箇所の補修費用などの支払い義務が発生します。
しかし、あらかじめわかっている不具合について契約書に記載しておけば、契約不適合責任に問われるリスクが低くなります。
なお、インスペクションの費用は5万円が目安です。
方法②クリーニングをおこなう
水回りのリフォームは、費用が高額になりがちですが、買主が注目するポイントでもあります。
そこでプロにハウスクリーニングを依頼すれば、費用を抑えて物件を売れやすくすることが可能です。
現状のままで売るよりも清潔感がアップし、買主へ良い印象を与えられるでしょう。
ハウスクリーニングの費用相場は、2LDKの物件で3万円から7万円ほどです。
方法③修繕をおこなう
築年数が10年以上の物件では、雨漏りや白蟻の被害も心配です。
すぐに劣化しているとわかる箇所については、部分的にでも修繕をおこなったほうが良いでしょう。
たとえば、外壁の場合、1平米あたり3,000円から5,000円と比較的安価に修繕することが可能です。
給湯器の修繕の場合は、2万円ほどかかります。
方法④物件を整える
内覧での印象を良くするために、清掃や片付けをして、できるかぎり物件を整えておくことも大切です。
物件が一戸建ての場合は、庭の雑草や落ち葉を掃除するだけでも印象が変わります。
15万円から20万円ほどかかりますが、ホームステージングを利用して、売却をスピーディーに進める方法もあります。
ホームステージングとは、おしゃれな家具などをプロの手で効果的に配置し、内覧での買主の購買意欲をアップさせるための手法です。
物が多い場合は、貸倉庫などを利用しても良いかもしれません。
方法⑤更地を検討する
築古の物件であれば、更地にするのも方法の1つです。
ただし解体費用には100万円以上が必要なため、土地の需要があるのか慎重に見極めましょう。
解体費用の負担が難しければ、買主と折半にするなどの条件交渉をおこなうことも可能です。
更地にした場合は、先ほどご紹介した契約不適合責任の心配がなくなります。
また、土地のみを探している方の需要にマッチするため、スピーディーに売れやすくなる可能性があります。

まとめ

今回は、不動産売却でリフォームが不要な場合や必要な場合、売却の成功に向けてリフォーム以外で取り組みたい方法についてご紹介しました。
リフォームの要否は個人での判断が難しいため、適切な対応ができるように、まずは不動産会社へご相談ください。
ハウスドゥ天白野並は、お客様のご希望に寄り添い、売却のサポートをさせていただきます。
リフォームの要否の相談も承りますので、名古屋市天白区、緑区、南区を中心に不動産売却をご検討中の方は、ぜひお気軽にご連絡ください。