【2024年版】空き家を売却前にリフォームやリノベーションするメリットとは?費用も解説

2024-02-29

空き家を売却前にリフォームやリノベーションするメリットとは?費用も解説

この記事のハイライト
●空き家をリフォームやリノベーションをするメリットは、買い手が付きやすく住まいの性能を向上させることである
●リフォームやリノベーションにかかる費用は、全体か部分的におこなうかによって異なり、またグレードによっても違う
●リフォームやリノベーションは、所得税や固定資産税の減税制度を利用すれば節税できる

空き家はリフォームやリノベーションをしたほうが高く売却できたり、活用しやすいと思っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
しかし費用が高額になることが多く、また必ずしも回収できるとは限りません。
そこで、空き家を所有していらっしゃる方に向けて、リフォームやリノベーションするメリット・デメリット、また費用や減税制度についてご紹介します。
名古屋市天白区、名古屋市緑区、名古屋市南区で不動産売却をご検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。

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空き家をリフォーム・リノベーションするメリットとは

空き家をリフォーム・リノベーションするメリットとは

空き家のリフォームやリノベーションは、相続で実家を譲り受けた際や売却時などさまざまな場面で検討することがあるかと思われます。
そこで、空き家をリフォーム・リノベーションするメリットとデメリットを事前に把握しておくことが大切です。

メリット①買い手がつきやすくなる

空き家を売却したい場合は、リフォームやリノベーションを施すことで買い手がつきやすくなるでしょう。
とくに相続してそのまま空き家となってしまうケースが多いので、劣化が進んでいたり設備が古かったりするため、新しいものに変えることで売却しやすくなります。
また、賃貸物件として利用したい場合も同様に借り手が付きやすくなることが期待できるでしょう。

メリット②住まい全体の性能を向上させる

老朽化が進んだ空き家は耐久性や耐震性が懸念されます。
そのためリノベーションで建物を強化することで、環境と家計に優しい省エネルギー住宅へ変換でき、住まい全体の性能を向上させることも可能です。

デメリット①高額な費用がかかる

一方で、リフォームやリノベーションのデメリットは、費用が高額になるケースが多いという点です。
とくに老朽化が進んでいる空き家は建物の強化が必要になるため、費用が大きくなる可能性があります。
ただし、解体して建て直す場合と比べれば費用が抑えれるため、予算と目的を考慮して判断すると良いでしょう。

デメリット②費用を回収できない可能性がある

売却前や賃貸物件として貸し出す前にリフォームやリノベーションを施しても、かかった費用を必ずしも回収できるとは限らないため注意が必要です。
かかった費用を売却金額や家賃に上乗せすると、相場よりも割高になってしまうため売れにくくなってしまう可能性があります。
また、立地が悪い場合も同様に買い手が見つからない可能性もあるため、あらかじめどのくらいの費用をかければ収益につなげれそうかを考える必要があるでしょう。

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空き家をリフォーム・リノベーションする際にかかる費用

空き家をリフォーム・リノベーションする際にかかる費用

上記でも空き家のリフォームやリノベーションは費用が高額になる可能性があることをご説明しましたが、実際にどのくらいの費用がかかるのかを解説します。

全体的なリフォームやリノベーションにかかる費用相場

まずは、フルリフォームやフルリノベーションにどのくらいの費用がかかるのかを見ていきましょう。
居室
居室スペースにかかる費用相場は以下のとおりです。

  • リビング:15~150万円
  • ダイニング:90~120万円
  • フローリング/床:60~90万円
  • 間仕切りの撤去:7~35万円
  • 壁付けクローゼット設置:10~50万円

空き家を売却したり賃貸物件として活用するのであれば、居室スペースも重要になってきます。
間仕切りを撤去したり畳をフローリングに変えたりすれば、広いスペースのリビングにすることも可能です。
水回り
水回りにかかる費用相場は以下のとおりです。

  • トイレ:20~50万円
  • 浴室:50~150万円
  • 洗面所:15~50万円
  • キッチン:50~150万円

水回りはとくに費用が高額になりやすいですが、設備を最新にすることで機能性がアップするため、ぜひおこなっておきたい箇所の1つです。
外壁・耐震部分
外壁や耐震部分にかかる費用相場は以下のとおりです。

  • 外壁:50~200万円
  • 耐震:50~250万円
  • 断熱:25~200万円
  • 屋根:30~200万円

屋根や外壁のように面積が大きい部分は、その分だけ費用が大きくなる傾向にあります。
このようにフルリフォームやリノベーションにすれば総額500~1,500万円程度かかると考えておきましょう。
ただし、上記はあくまでも目安であるため施工会社やグレードによって異なります。

部分的におこなう場合の費用相場

水回りだけや壁紙・フローリングの張り替えだけと部分的におこないたい場合は、およそ数十万~500万円程度に収まることが多いです。
またシロアリ対策で「駆除・予防リフォーム」をおこなう際はおよそ1,000~3,000円/㎡程度かかります。
また、シロアリ被害により補修、基礎補強をおこなう場合は25~100万円以上かかることがあります。

売却目的なら最低限のリフォームに抑える

前述のとおり、リフォームやリノベーションを施しても費用を回収できないことが多いです。
そのため、売却を目的としている場合は最低限のリフォームに抑えておくと良いでしょう。
たとえば、柱や壁の補強や外壁の修繕など、見た目で不快感に思う部分だけを取り除いておくだけで良いケースもあります。
買い手のなかには、安く中古住宅を購入して自分の好みにリフォームしたい方もいらっしゃるので、リフォームの必要性をしっかり検討する必要があるでしょう。

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空き家をリフォーム・リノベーションする際に使える減税制度

空き家をリフォーム・リノベーションする際に使える減税制度

空き家を含む住宅をリフォームやリノベーションした際に、利用できる減税制度がいくつかあり節税対策になります。

減税制度①住宅ローンの減税

10年以上の住宅ローンを利用しており、住宅をリフォームした場合は一定の条件を満たすことで最大10年間、住宅ローンの年末残高の0.7%が所得税から控除されます。
対象の工事は改築や増築、耐震改修工事、省エネ工事などであり、補助金を除いた金額が100万円を超えていることが条件になります。

減税制度②所得税額の特別控除

住宅ローンの有無を問わず、中古住宅に一定のリフォームを施した場合に1年間所得税が控除される制度です。
バリアフリーをおこなった場合は最大で20万円、耐震工事をおこなった場合は最大で25万円控除されます。

減税制度③固定資産税の控除

固定資産税の控除は、耐震、バリアフリー、省エネ、長期優良住宅化リフォームをそれぞれおこなった際に、1年度分減額を受けることができます。
この制度を利用する場合は、工事を完了してから3か月以内に市区町村へ申請する必要があります。
ただし場合によっては固定資産税が上がるケースもあるため、注意が必要です。

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まとめ

空き家をリフォーム・リノベーションするメリットやかかる費用、また減税制度についてご紹介しました。
空き家はリフォームなどを施すことで買い手がつきやすくなるといったメリットはありますが、一方で費用が高額になる可能性が高いです。
売却の際は費用が回収できる可能性が低いため、必要性を見極めてからおこなうことをおすすめします。
私たち「ハウスドゥ天白野並」は、名古屋市天白区、名古屋市緑区、名古屋市南区を中心に不動産売却をサポートしております。
売却前にリフォームやリノベーションをご検討中の際は、ぜひ弊社までご相談ください。

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