2024-03-12
不動産を売却するときは、ライフラインをいつ解約すれば良いか迷いますよね。
本記事では、電気や水道、ガスの解約タイミングと解約の手続き方法、注意点について解説します。
名古屋市天白区、緑区、南区を中心に不動産売却を検討中の方は、ぜひ参考になさってください。
\お気軽にご相談ください!/
不動産を売却する際は、購入希望者から室内の見学(内覧)を希望されることが多いです。
そのため、内覧を考慮して、ライフラインの解約計画を立てると、スムーズな売却につながります。
この章では、電気・ガス・水道別の解約タイミングについて解説します。
電気の解約タイミングは、物件の引き渡し日です。
電気は、物件の内覧時に必要不可欠だからです。
内覧の際は、部屋が明るく、快適な温度であることが重要となります。
そのため、内覧前に電気を解約してしまうと、購入希望者に悪い印象を与える可能性があります。
また、物件の清掃や最終的なチェックにも電気は必要です。
したがって、部屋を最良の状態で見せるために、引渡し日まで電気を維持することをおすすめします。
水道の解約タイミングも、物件の引き渡し日がおすすめです。
水道も電気と同様に、内覧時に重要となります。
水道が使える状態であれば、物件の快適性を実感してもらいやすく、購入希望者に良い印象を与えます。
また、清掃や植物の水やりなど、最後まで水道の使用が必要になることも多いです。
したがって、引き渡し日まで水道は維持することが望ましいです。
ガスの解約タイミングは、退去日をおすすめします。
ガスは電気や水道と違い、内覧時の印象に大きく影響しないため、退去日に解約しても問題ありません。
ガスは主に調理に使用されるため、空き家の状態ではほとんど使用しないでしょう。
不動産売却のプロセスにおいては、コストと売却の成功率のバランスを考えることが大切です。
電気と水道は売却成功のために必要なコストですが、ガスは早めに解約してコストを節約するのが良いでしょう。
▼この記事も読まれています
【2023年度版】不動産売却で使う広告の種類とは?広告費用はだれが負担する?
\お気軽にご相談ください!/
初めて不動産を売却する場合、ライフラインの解約方法がわからない方もいらっしゃるでしょう。
事前にライフラインの解約手続き方法を把握しておくと、不動産売却時に慌てずに済みます。
手続きはそれほど複雑ではありませんが、準備とタイミングを間違えないように注意しましょう。
電気・ガス・水道別の解約方法は、以下のとおりです。
利用している電力会社に電話、または公式ウェブサイトから解約手続きをおこないます。
電話で手続きする際は、支払いの領収書を準備しておきましょう。
領収書にはお客様番号が記載されており、スムーズに手続きが進みます。
退去予定日の約1週間前に連絡するのがベストです。
電気の停止は、退去日に自分でブレーカーを落とすだけで済み、基本的に立ち会う必要はありません。
ただし、オートロック付き物件では電力会社のスタッフを出迎える必要があるでしょう。
水道局の公式ウェブサイトまたは電話で解約手続きをおこないます。
水道も電気と同様、退去日の1週間前までに連絡しておくと安心です。
停止の際、通常は立ち会う必要はありませんが、オートロックの場合や退去日に最終精算がある場合は立ち会いが必要なことがあります。
水道料金を節約するために、水道会社に相談して1日単位で使用する方もいらっしゃいます。
水道料金は日割り清算したほうがお得な場合もあるため、事前に水道会社に確認しておくと良いでしょう。
ガスについても、公式のウェブサイトや電話で退去日に合わせて解約手続きをおこないます。
解約の連絡は、退去予定日の1週間前におこなうのが適切です。
公式ウェブサイトからの解約手続きの場合はお客様番号が必要となるため、手元に領収書を用意しておくとスムーズです。
ガスを停止する際は、基本的には立ち会う必要はありませんが、自分で周辺の器具の取り外しが必要となります。
取り外し方法がわからない場合は、管轄のガス会社の公式ウェブサイトを確認しましょう。
なお、電力会社に有料で周辺器具の取り外しを依頼することもできます。
▼この記事も読まれています
【2023年度版】不動産売却における譲渡損失とは?確定申告の必要性も解説!
\お気軽にご相談ください!/
不動産売却に伴ってライフラインを解約する際は、事前に注意点を把握しておくと、適切に対応することができてスムーズです。
とくに、電気・水道は前述のとおり不動産の維持や内覧時において重要な役割を果たします。
ライフライン解約における主な注意点は、以下のとおりです。
解約手続きには時間がかかるため、ライフラインの停止連絡は解約希望日の1週間前までにはおこないましょう。
解約申請の確認や実際の供給停止作業など、連絡から実際に停止するまでに数日間を要することが一般的です。
退去日の直前での急な連絡では、希望通りに対応してもらえない可能性が高くなります。
とくに、3月・4月の引っ越しシーズンは、電力会社・ガス会社・水道会社への問い合わせが集中し、電話が繋がりにくくなるため、注意が必要です。
各社の繁忙期は、余裕をもって事前に手続きをおこないましょう。
内覧前に電気を停止すると、部屋が暗くなり、見栄えが悪くなるばかりでなく、訪問者が怪我をするリスクもあるため、注意が必要です。
水道については長期間停止していると、排水管から下水の悪臭が漂ってくる可能性があります。
水道を使用しないことによって、排水管のトラップに溜まっている水が蒸発するためです。
どうしても水道を一時停止する必要がある場合は、におい対策をおこなうと、物件の印象を損なうことなく、売却活動をスムーズに進めることができます。
たとえば、キッチンのシンクやバスルームの排水口にラップをかぶせて水の蒸発を防いだり、蒸発防止剤を使用したりなどのにおい対策があります。
物件の名義が変更されるまで、売主は水道光熱費を負担する点にも注意が必要です。
買主が見つかり売却が決まっても、ライフラインを解約しない限り、名義変更・物件の引き渡しが完了するまで、水道光熱費は引き続き発生します。
水道光熱費を節約するために、早めにライフラインを停止したいと考える方もいるかと思いますが、前述のとおり、内覧時の対応を考えると、水道と電気は引き渡し日まで維持したほうが良いです。
電気料金を節約したい場合は、アンペア数を調整するのがおすすめです。
一般的に、電気の基本料金はアンペア数によって異なります。
家庭でよくある40Aや60Aの契約から、必要最小限のアンペア数に下げると、コストを節約できます。
空き家では内覧や清掃以外で電力をほとんど使用しないため、照明やエアコンなどの基本的な冷暖房用途であれば、10~20A程度で十分です。
ただし、エアコンなどの冷暖房を頻繁に使用する場合は20A未満では不足することがあるため、ご注意ください。
▼この記事も読まれています
【2023年度版】不動産売却前にリフォームは必要?必要なケースと価格相場を解説
不動産売却に伴ってライフラインを解約する際は、電気・水道は引き渡し日に、ガスは退去日のタイミングで解約するのがおすすめです。
解約手続き方法は、各社のウェブサイトか電話連絡での解約になります。
注意点は、停止連絡のタイミングや内覧前に電気・水道を停止しないこと、物件の名義変更まで費用がかかる点です。
名古屋市の不動産売却なら名古屋市不動産売却相談所へ。
主に天白区・緑区・南区の地域を得意とし、買取もおこなっております。
お客様に寄り添ったご提案をいたしますのでお気軽にお問い合わせください。