【2024年版】空き家に残っている仏壇の対処法とは?仏壇処分の手順や方法も解説!

2024-06-18

空き家に残っている仏壇の対処法とは?仏壇処分の手順や方法も解説!

この記事のハイライト
●空き家に残された仏壇の対処法には別の仏壇に移す方法や処分する方法などがある
●仏壇を処分する際は先祖の魂を抜く魂抜きの儀式が必要
●仏壇の処分は寺院や仏具店に引き取ってもらうほかに粗大ごみに出すことなどもできる

空き家を売却する際は、家具や家電製品などの私物を処分する必要があります。
さまざまな私物のなかでも、仏壇は処分に困るものの1つでしょう。
そこで今回は、空き家に仏壇が残っている場合の対処法や、処分手順と処分方法について解説します。
名古屋市天白区や緑区、南区などに空き家を所有されている方は、ぜひご参考にしてください。

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空き家の仏壇処分はどうすると良い?①残された仏壇の対処法

空き家の仏壇処分はどうすると良い?①残された仏壇の対処法

一昔前は、家に仏壇があることが一般的でした。
そのため、空き家になった実家などに、仏壇が残されているケースはよくあります。
仏壇は神聖なものなので、気軽に処分できず、そのままにしていることも多いでしょう。
けれど、空き家を売却する際は、仏壇をどうにかしなくてはなりません。
おもな対処法には、「そのまま移す」「別の仏壇にする」「処分する」があります。
これら3つの対処法について、それぞれ確認してみましょう。

対処法1:そのまま移す

ご自身の家などに仏壇を移すスペースがある場合は、そのまま移す対処法を選択できます。
ただし仏壇は、そのまま移す場合でも、しかるべき手順にしたがったほうが良いでしょう。
仏壇を移動する際の一般的な手順は、以下のとおりです。

  • 移動の1週間前から前日に魂抜きの儀式をおこなう
  • 仏壇を移動する
  • 仏壇を設置したら魂を入れる儀式をおこなう

移動する際は仏具を外し、仏壇を横にしないように注意しましょう。

対処法2:別の仏壇にする

近年は仏壇のない家が増えており、仏壇を置くスペースが設けられていない住宅も多いでしょう。
もし、住宅事情などで空き家に残された仏壇をそのまま移すことが難しい場合は、別のコンパクトな仏壇にする方法があります。
たとえば、上置型仏壇は家具の上などに置けるので、設置場所に困ることが少ないでしょう。
仏壇を変える場合は、現在の住まいに新しい仏壇を設置してから、古い仏壇の魂抜きと新しい仏壇に魂を入れる儀式をおこないます。
無事に終わったら、古い仏壇は処分しましょう。

対処法3:処分する

新しい仏壇に移す場合や仏壇が不要な場合は、仏壇処分をします。
ただし、仏壇が不要な場合でも、そのまま捨てることには抵抗を感じるかもしれません。
すっきりとした気持ちで仏壇処分するためには、一般的な処分手順に沿って進めると良いでしょう。
また、仏壇処分の方法もいくつかあるので、ご自身が良いと思える方法を選ぶことが大切です。
処分手順と処分方法は、このあとの章でそれぞれ解説します。

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空き家の仏壇処分はどうすると良い?②残された仏壇の処分手順

空き家の仏壇処分はどうすると良い?②残された仏壇の処分手順

空き家の仏壇を処分する際は、処分手順にしたがって進めると、すっきりとした気持ちで終えることができるでしょう。
仏壇移動や仏壇処分の際には、一般的におこなわれる儀式があるので、まずそちらを確認しておきましょう。

仏壇移動や仏壇処分の際におこなう儀式

仏壇移動や仏壇処分の際におこなう儀式は、閉眼供養と開眼法要、お焚き上げです。
閉眼供養は仏壇に宿った先祖の魂を抜く儀式で、寺院の住職に依頼しておこないます。
呼び方は宗派によって異なり、魂抜きやお性根抜きと呼ばれることもあります。
閉眼供養をした仏壇は普通の家具に戻るので、仏壇の移動時と処分時にはおこないましょう。
開眼法要は仏壇に魂を入れる儀式で、仏壇を移動した際や新しい仏壇を設置した際に必要です。
こちらの儀式も、おこなうときは寺院の住職に依頼します。
そして、お焚き上げは仏壇処分の際におこなう儀式です。
閉眼供養をおこなった仏壇を寺院などで供養したあと、浄火で焼却します。
閉眼供養をおこなうと、仏壇は普通の家具になりますが、家具として処分することに抵抗を感じる場合はお焚き上げをすると良いでしょう。

仏壇の処分手順

空き家などの不要になった仏壇の処分手順は、基本的に以下のとおりです。

  • 仏壇の処分方法を決める
  • 閉眼供養をおこなう
  • 仏壇の中身を分別する
  • 仏壇を処分する

はじめに必要なのは、仏壇の処分方法を決めることです。
処分方法は、先述したお焚き上げのほかにもいくつかあるので、あとの章で解説します。
次に、閉眼供養をおこなって先祖の魂を抜き、仏壇を普通の家具にします。
閉眼供養にかかる時間は10~20分ほどで、お布施が必要です。
お布施の相場は1万~5万円ほどですが、はっきりと決められてはいません。
地域性や寺院の格式などによって変わるので、わからないときは事前に確認してみましょう。
閉眼供養の次は、仏壇の中身を必要なものと不要なものに分別します。
空き家の仏壇は、引き出しに両親や親族などの大切なものが入っていることがあるので、すみずみまで確認しましょう。
そして、はじめに決めた方法で仏壇を処分したら、処分手順は終了です。
なお、仏壇処分をしたあとも、ご先祖さまの供養は大切です。
供養とは、ご先祖さまや亡くなった方とのつながりを確認することなので、仏壇がなくてもおこなえます。
そのため、仏壇処分をしたあとも、供養の気持ちは持ち続けるようにしましょう。

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空き家の仏壇処分はどうすると良い?③残された仏壇の処分方法

空き家の仏壇処分はどうすると良い?③残された仏壇の処分方法

空き家の仏壇を処分するときは、処分方法を決める必要があります。
おもな処分方法には、「寺院や仏具店に引き取ってもらう」「業者に依頼する」「粗大ごみに出す」などがあります。
ご自身に適した処分方法を選択するために、特徴や費用などをそれぞれ確認しておきましょう。

仏壇処分の方法1:寺院や仏具店に引き取ってもらう

空き家の仏壇の供養をきちんとおこないたい方は、この方法がおすすめです。
お寺に依頼した場合にかかる費用の相場は、1万5,000円~4万円ほどです。
ただし、引き取りをしていないことや、大きさに制限があるかもしれないので、事前に確認しておきましょう。
仏具店は、仏壇の魂抜きと処分を依頼できます。
費用の相場は、魂抜きが5万円ほど、処分費用は3万円ほどです。
仏壇の大きさや、仏具の量などによって金額が変わるので、見積もりをしっかりと確認しましょう。

仏壇処分の方法2:業者に依頼する

不用品回収業者には、仏壇の処分のみ依頼できます。
そのため、魂抜きは寺院などに依頼をして、おこなっておく必要があります。
魂抜きをしていない仏壇は、処分を断られる可能性があるので注意しましょう。
費用の相場は、1万5,000円~5万円ほどです。
また、仏壇に使われている木材や金箔などの再利用を目的に、リサイクル業者が引き取りを請け負っていることもあります。
ただし、引き取りをおこなっていない業者もあるので、可能かどうかを確認してから依頼しましょう。

仏壇処分の方法3:粗大ごみに出す

閉眼供養をおこなった仏壇は、普通の家具になるので、粗大ごみに出すことが可能です。
粗大ごみに出す場合の費用は、自治体や仏壇の大きさなどによって異なりますが、一般的には数百円から1,000円ほどで済みます。
そのため、費用を節約したい方にはおすすめの方法です。
さらに費用を節約したい場合は、ご自身で解体して燃えるごみに出しましょう。
手間はかかりますが、燃えるごみに出すと、仏壇を無料で処分できます。
燃えるごみに出せるものの大きさは、各自治体で定められています。
空き家がある自治体でごみを出す場合は、お住まいの自治体とルールが違う可能性があるので注意しましょう。

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まとめ

空き家を売却する際は、仏壇などの私物の撤去が必要です。
仏壇の処分は気が引けるかもしれませんが、処分手順にしたがって進めれば問題ありません。
魂抜きをおこなうと、普通の家具として扱えるので、ご自身が納得できる方法で処分しましょう。
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