2024-07-16
老後はマイホームを売り「憧れのあの土地でセカンドライフを送りたい!」「田舎でゆっくり過ごしたい…」と思う方も多いことと思います。
しかし、高齢になってから家を売却することは、メリットだけでなくさまざまなリスクもともないます。
今回は老後に家を売ってはいけない理由や、住み替えによるメリット、売る場合の資金について解説します。
名古屋市天白区、緑区、南区で、老後にマイホームを売ろうとお考えの方や、住み替えをご検討中の方はぜひ参考になさってください。
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まずは、老後に家を売ってはいけない理由について解説します。
家を売ってはいけない理由としてまず挙げられるのが、環境が変化してしまうことです。
長年住み慣れた我が家を離れてしまうと、環境の変化が心身の負担になる可能性があります。
新居が気に入っていたとしても、実際に引っ越してみたら、新しいコミュニティーに溶け込めないといった事態になるかもしれません。
もしマイホームが残っていれば、新居での生活がうまくいかなくても、戻ることができます。
しかし、売ってしまうと戻ることができず、環境の変化に適応せざるを得ない状況になるでしょう。
思い描いていた暮らしが叶わない可能性も、視野に入れておく必要があります。
売却後に賃貸物件に住む場合は、毎月家賃を支払わなくてはならないことも、家を売ってはいけない理由の一つです。
固定資産税や維持管理にかかるコストはなくなるものの、住む場所によっては高い家賃が必要になり、生活を圧迫してしまうかもしれません。
収入が年金だけの場合、居住費を抑えたり節約生活を強いられたりといったことも懸念されます。
家賃の支払いは一生続くため、売るか否かは慎重に考えるべきといえるでしょう。
家を売ってはいけない理由として、子どもに渡す財産が減ったり、相続する家がなくなったりすることも挙げられます。
土地や建物といった不動産は、将来子どもに相続させることが可能です。
子どもが住んだり、賃貸物件として活用して家賃収入を得たりすることもできます。
しかし、売ってしまうと家を子どもに渡すことができません。
将来実家に住むことを検討している子どもがいる場合は、相談のうえ売却するか否かを決断すべきといえます。
家の状態や築年数、需要の有無などによって、売っても利益が出ない場合があります。
状況によっては、売却によって損失が生じることもあるでしょう。
売却金が手に入らなければ、十分な老後資金を準備できない可能性があります。
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続いて、老後に家を売ってはいけない理由とともに知っておきたい、住み替えのメリットについて解説します。
先述のとおり、老後に家を売ってはいけない理由は意外と多くあります。
その反面メリットもあり、それは住み替えができるという点です。
住み替えによるメリットを、それぞれ見ていきましょう。
住み替えのメリットとしてまず挙げられるのが、安心して住める家に引っ越しできることです。
もしマイホームが2階建て以上の一戸建ての場合、階段の昇降が大変になる可能性があります。
築年数が経過していれば、段差で怪我をしたり、寒暖差によってヒートショックを起こしたりといったリスクも懸念されるでしょう。
バリアフリー住宅やシニア向けの家に住み替えれば、そのような不安も軽減されます。
オートロックや防犯カメラのある物件なら、セキュリティー面も安心です。
ライフスタイルに合った住まいで暮らせることも、住み替えをするメリットです。
ファミリー向けの間取りに住んでいる場合、子どもの独立後は「家が広すぎる…」といった悩みを持つ方も少なくありません。
掃除が大変になったり、荷物が増えてしまったりといった悩みが生じる可能性もあります。
夫婦2人や1人暮らしに適した家に住み替えをすれば、無理なく暮らすことが可能です。
部屋数が少ない分、家賃を抑えることもできるでしょう。
生活資金が手に入ることも、メリットの一つです。
不動産という財産の売却により、まとまったお金を得ることができます。
「老後2,000万円が必要」という言葉を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
無理なく支払える家賃の家に住み替えれば、資金面での不安も軽減できます。
ただし、先述のとおり、家の状態や築年数、需要の有無などによっては売っても利益が出ない場合があります。
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最後に、老後に家を売る場合の、資金について解説します。
老後に家を売る理由として「将来の資金確保」という方も少なくありません。
先述のとおり、不動産という財産の売却により、まとまったお金を得ることが可能です。
しかし、住まいを失うことになるので、引っ越し先で問題が生じても戻ることができなくなります。
そのため、今の家に住みながら資金を確保する方法も検討すべきといえます。
今の家に住みながら、資金を確保する方法としてまず挙げられるのが、リースバックです。
リースバックとは、マイホームを売り、賃貸物件として住み続ける方法です。
住み慣れた家から引っ越しせずに済み、かつ売却金を手に入れられることなどがメリットとなります。
また、特約によって将来買い戻すことも可能です。
一度はご自身のものではなくなってしまった家も、いつかまた所有権を得られる可能性があります。
リースバックは自宅を活用した資金調達方法として、近年注目されているサービスなので、検討してみる価値はあるといえるでしょう。
リバースモーゲージとは、所有しているマイホームを担保に、お金を借りることができるものです。
シニア向けのローンとなっており、高齢化が進む現在、リースバックとともに注目されているサービスとなります。
契約後は今の家に住みながら、毎月利息だけを返済します。
そして契約者が亡くなったとき、担保にしている家を売って元金を完済するという仕組みです。
ただし、借り入れ金の使い道や不動産に対する条件があるので、利用のハードルは高いといえるでしょう。
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老後に家を売ってはいけない理由として、住環境の変化が心身の負担になったり、賃貸物件に住む場合は家賃が発生し続けたりすることなどが挙げられます。
安心して暮らせる家に引っ越しできることや、老後の生活資金を手に入れられることなどがメリットです。
家を売却すると住まいを失うことになるので、売ったあとの資金調達方法や、今の家に住みながら資金を確保する方法も検討しておくのがおすすめです。
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