空き家のネズミ被害とは?侵入を防ぐための対策と駆除方法について解説

2024-08-06

空き家のネズミ被害とは?侵入を防ぐための対策と駆除方法について解説

この記事のハイライト
●空き家にネズミが発生すると建物にダメージを与えるだけでなく火災を引き起こす恐れがある
●ネズミの侵入を防ぐこととネズミが棲みつかないように家財道具を撤去することが大切
●ネズミが発生した場合は放置せずに駆除する必要がある

空き家を放置すると、さまざまなリスクが生じますが、そのリスクの1つとして「ネズミ被害」が挙げられます。
ネズミが空き家に棲みつくと、建物に深刻なダメージを与えるだけでなく、場合によっては周囲に被害を与えるため注意が必要です。
そこで今回は、空き家でよく起こるネズミ被害の具体例や、ネズミの侵入を防ぐための対策、ネズミを駆除する方法について解説します。
名古屋市天白区、緑区、南区を中心としたエリアで空き家を所有している方は、ぜひ参考にしてみてください。

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空き家でよく起こるネズミ被害とは

空き家でよく起こるネズミ被害とは

冒頭でもお伝えしましたが、ネズミは建物に深刻なダメージを与える可能性があります。
体の小さなネズミに対して大げさなのでは?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実際にネズミが棲みついたことで、被害を受けた空き家も少なくありません。
では、なぜ空き家にネズミが発生するのか、またどのような被害が起こり得るのか、空き家のネズミ被害の例を挙げて解説します。

空き家はネズミの巣作りに最適!

ネズミは、人の目につきにくく暖かい場所に、布切れなどを集めて巣を作ります。
人が住んでいない空き家は、外敵から身を守ることができ、雨風をしのげる安全な場所です。
また、衣類や紙くずなどが放置されている空き家は、巣作りに最適な環境なのです。

ネズミ被害の例

では、ネズミが棲みつくとどのようなデメリットが生じるのか、具体的な被害の例をご紹介します。
柱や壁などが損傷する
ネズミというと、長い前歯でものをかじるイメージがありますが、実はネズミの歯は毎日伸びるため、ものをかじって歯を削る習性があります。
したがって空き家の柱や壁、梁など、どこでもかじってしまうのです。
柱や壁に傷がつくと、家の資産価値は下がります。
同じ箇所をかじり続けて、柱が分断されてしまったという事例もあります。
そうなると、地震が発生した際に倒壊す恐れがあり、危険です。
漏電や火災の原因になる
ネズミは、電気ケーブルや配線などをかじることもあります。
それが原因で、機械の故障や電気ショートを起こし、火災やガス漏れなどを起こす恐れがあるのです。
とくに、空き家はほこりなどが溜まっていることが多く、ネズミがかじった電線が損傷して火花が飛ぶと、燃え広がりやすいです。
空き家が火元となって、近隣の住宅を巻き込む火災に発展することもあり得ます。
病原菌をまき散らす
ネズミは、サルモネラ菌などの病原菌を持っています。
空き家のなかを走り回ったり、フンをしたりして、家中に病原菌をまき散らします。
空き家の管理に訪れた際に、そのような菌を吸い込むかもしれません。
衣服などに付着して、自宅に病原菌を持ち帰ってしまう可能性もあります。
このように、空き家にネズミが侵入し、棲みついた場合、建物に深刻なダメージを与え、近隣の住宅にも悪影響を及ぼす恐れがあります。
したがって、空き家でネズミ被害が発生しないように、対策を講じる必要があるのです。

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ネズミが空き家に発生するのを防ぐための対策

ネズミが空き家に発生するのを防ぐための対策

次に、空き家にネズミが発生するのを防ぐ対策について解説します。
空き家の管理に訪れた際に、ぜひ実践してみてください。

対策1:侵入口をふさぐ

空き家のネズミ被害を防ぐためには、まずネズミを侵入させないことが大切です。
体が小さなネズミは、少しの隙間から空き家のなかに侵入します。
外壁の穴や床下、屋根の隙間、換気扇の隙間など、ネズミの侵入口となりやすい箇所には、防鼠用金網でふさいでおきましょう。
大きな隙間を発見したら、コーキング剤やパテなどを使って埋めるのもおすすめです。

対策2:忌避剤を使用する

忌避剤とは、ネズミが嫌がるにおいや味のする薬剤のことで、空き家に置いておくと、ネズミを寄せ付けないようにする効果が期待できます。
もしネズミが空き家のなかに侵入しても、定着させないようにできるため、侵入口をふさぐ対策と一緒におこなうのがおすすめです。
煙を発するタイプや、ゲル状のもの、シートタイプのものなど、さまざまな種類の忌避剤が販売されています。
空き家で使用しやすいものを選択して、ぜひ使ってみてください。

対策3:整理整頓をする

空き家のなかに家財道具が置かれたままになっていると、ネズミが侵入したあと、ものに隠れて巣を作るかもしれません。
紙くずなどがあれば、巣作りの材料に使われるでしょう。
ネズミが棲みつくのを防ぐために、空き家にはものを置かないようにすることが大切です。
とくに、相続で取得した実家など、親の家財道具がそのまま置かれている空き家も少なくありません。
空き家は、ネズミ被害だけでなく、倒壊や放火などのリスクがあります。
したがって、将来使用しないのであれば、売却することを視野に入れ、まずは家財道具を撤去して空っぽにすると、ネズミの発生防止にもなりますよ。

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空き家にネズミが発生したときの駆除方法

空き家にネズミが発生したときの駆除方法

前章で解説した対策を実践しても、ネズミが空き家に侵入し、棲みついてしまうこともあります。
その場合、そのままにしておくと、空き家で巣を作り、繁殖してどんどんネズミが増えていきます。
そのため、ネズミが発生した場合には、駆除しなければなりません。
そこで最後に、ネズミを駆除する方法について解説します。

殺鼠剤を使う

忌避剤は、ネズミを寄せ付けないための薬剤ですが、殺鼠剤とは、駆除を目的に作られたものです。
殺鼠剤は、毒を混ぜ込んだエサのようなものが一般的で、それをネズミの通りそうな場所に置いておき、ネズミに食べさせて駆除します。
空き家のどのあたりに置くと良いかは、ネズミがかじった傷がある柱や、フンなどで判断すると良いでしょう。
また、巣を特定し、粉状の殺鼠剤を巣のなかに吹き込んで全滅させる方法もあります。
ただし、この場合は、ネズミの死骸を処分しなければなりません。

トラップを仕掛ける

ネズミを捕獲するトラップを仕掛けるのも方法の1つです。
捕獲かごにエサを置き、ネズミが入るとかごの入口が閉まるタイプや、粘着シートタイプなど、さまざまなトラップが販売されています。
ただし、トラップは生きたままネズミを捕獲するものです。
したがって、トラップにかかった、生きているネズミを処分しなければなりません。

業者に依頼する

ネズミを駆除するためとはいえ、死骸やトラップにかかったネズミを見るのは、気持ちの良いものではありませんよね。
ネズミの姿を見たくないという方も多いでしょう。
その場合は、ネズミ駆除を専門に扱う業者に依頼することをおすすめします。
専門業者は、ネズミの駆除はもちろん、ネズミの侵入を防ぐような工事も依頼することが可能です。
ただし、空き家の大きさや被害の状況にもよりますが、10万円~30万円ほどの費用がかかります。

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まとめ

空き家にネズミが発生すると、柱や壁などを傷つけたり、電気ケーブルなどをかじったことが原因で火災が発生したりなど、多くのリスクが生じます。
まずネズミを侵入させないための対策をとる必要がありますが、ネズミが棲みついてしまった場合は、殺鼠剤を使用するか業者に依頼して駆除しましょう。
空き家は、ほかにもさまざまなデメリットが生じるため、活用する予定がないのであれば、売却をご検討されてはいかがでしょうか。
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