2024-08-20
中古マンションをスムーズに売却するには、適切なターゲット設定が欠かせません。
ターゲット設定で重要な要素として「間取り」が挙げられます。
この記事では、中古マンションで売却しやすい間取りをテーマに、ターゲット層や売却のコツなどを解説します。
名古屋市天白区、緑区、南区で中古マンションの売却をご検討中の方は、ぜひご参考になさってください。
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間取りは暮らしやすさを左右する重要な要素です。
どんなに設備が整った物件でも、間取りがターゲット層に合っていなければ、なかなか成約には繋がりません。
はじめに、中古マンションのなかでもっとも売却しやすい間取りについて解説します。
中古マンションで売却しやすい間取りは、ファミリー向けの3LDKです。
3LDKとは、リビングとダイニング、キッチンのほかに、独立した居室が3つある間取りを指します。
3LDKの需要が高い理由は、マイホームを購入する方の多くが子育て世帯であるためです。
夫婦2人の場合、住宅ローンを組んでマイホームを購入するよりも、手軽な賃貸物件を選ぶ方が多いです。
賃貸から購入に変わるタイミングとして、子どもの誕生というケースも少なくありません。
子どもの人数にもよりますが、3LDKであれば、両親の寝室と子ども部屋をわけることが可能です。
このような理由から、中古マンションの間取りのなかでは3LDKが売却しやすい傾向にあります。
3LDKに限らず、2LDKも売却しやすい傾向にあります。
2LDKとは、リビングとダイニング、キッチンのほかに、独立した居室が2つあるタイプの間取りです。
3LDKに比べると価格が安く、ファミリー層でも2LDKを選択するケースは少なくありません。
とくに学校や保育園、幼稚園の近くにある物件は、スムーズに売却できる可能性が高いです。
3LDKが売却しやすい理由に、賃貸物件の数が少ないことも挙げられます。
2LDKまでの賃貸物件は比較的多いですが、3LDK以上となると物件数が少なくなります。
部屋の数だけ賃料が上がり、「高い家賃を払うならマイホームを購入しよう」と考える方が多いためです。
需要が少ない物件を抱えていてもリスクが高いので、貸主は3LDK以上の間取りを採用しない傾向にあります。
2LDKで手狭に感じている状況で、それ以上広い賃貸物件がなければ、マイホームの購入も視野に入れなければなりません。
このように、賃貸物件の数が少ないという理由も、3LDKの中古マンションが売却しやすい理由の1つとなっています。
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売却しやすい間取りは3LDKと先述しましたが、そのほかの間取りが売れないわけではありません。
間取りにはそれぞれにメインとなるターゲット層があり、ターゲットに合わせて広告を打つことが大切です。
ここからは、中古マンションを売却する際に押さえておきたい「間取りごとのターゲット層」を解説します。
1LDKとは、ひとつの居室に加え、リビングとダイニング、キッチンのある間取りを指します。
リビングにプラスして独立した居室があるため、一人でゆったりと生活したい単身者やDINKS(子どものいない夫婦)におすすめです。
物件の床面積の大きさによっては、2人で住んでもストレスなく、ゆったりとした生活を送れるでしょう。
なお、単身者やDINKSは利便性を重視する傾向があるため、駅やバス停から近い物件はとくに売却しやすいといえます。
反対に、駅から徒歩15分以上などの利便性が良くない物件は需要が低いため、売却に時間がかかる可能性があります。
2LDKはリビングとダイニング、キッチンに加えて、独立した居室が2つあるタイプの間取りです。
メインとなるターゲット層は、DINKSや子どもが独立し2人になった夫婦、子どもが一人の3人家族のファミリーなどです。
1LDKと同様に、商業施設や駅の近くなど、利便性が高い立地の物件はとくに人気があります。
また先述したように、3LDKよりも安く購入できるため、ファミリー層でも2LDKを選ぶ方は少なくありません。
治安が良い、学校が近いなど周辺環境が良ければ、ファミリー層向けに広告を作成しても良いでしょう。
4LDKとは、リビングとダイニング、キッチンに加えて、独立した居室が4つあるタイプの間取りです。
部屋の数が多く、それぞれのプライバシーを確保しやすいため、子どもが複数いるファミリーにおすすめです。
また最近では、趣味の部屋として一部屋欲しい方や自宅で仕事を行う自営業の方からも注目を集めています。
4LDKの中古マンションを売り出す際は、需要がある層に合わせてアピールポイントを作ると良いでしょう。
なお、2LDKや3LDKを探している方向けに、リフォームを前提に4LDKの物件を売り出す方法もあります。
購入後にリフォームをして部屋数を2〜3つに減らしても、4LDKであれば通常よりも広いスペースを確保できます。
「4LDKは売りにくいから価格を下げよう」と諦めるのではなく、物件の可能性を見つけて、幅広い層にアピールすることが大切です。
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中古マンションの価格は、間取りだけで決まるわけではありません。
ここからは、間取りの他に売却価格を左右する条件を解説します。
間取り以外の重要なポイントとして、まず立地が挙げられます。
立地は日々の生活や住環境を左右する、重要な要素のひとつです。
3LDKなどのファミリー層向けの物件は、とくにこの条件が重視されるといっても過言ではありません。
ファミリー層に人気が高いのは、緑が多く落ち着いた住宅地の中に立つマンションです。
一方で単身者やDINKSは、利便性を重視する傾向にあるため、駅から近い物件だと売却しやすいでしょう。
またどの間取りでも、近くに商業施設があるなど便利な立地にある場合は、比較的値段が高くなります。
築年数も、間取り以外の重要なポイントです。
中古マンションの価値は新築時が一番高く、そこから約5年おきに価値は減少していきます。
建物は築年数が経過するほど劣化していくため、売却価格は安くなっていくと考えておきましょう。
しかし築年数が経過していても、リフォームをしている物件は需要が高く、相場よりも高値で売却できる可能性があります。
築年数が原因でなかなか売却できないという場合は、リフォームをしてから売り出すというのも一つの手です。
売却価格に影響する要素として、物件の管理体制も挙げられます。
マンションには複数の方が住んでいるため、なかにはルールを守らない方もいるでしょう。
管理体制がしっかりしていれば良いのですが、そうでないと敷地内のごみや汚れなどが目立つようになります。
管理会社がしっかりと物件を管理しているか、内覧時に共有スペースをチェックする方も多いです。
その際にゴミや汚れが目立つようであれば、購入を見送られるか値下げを要求される可能性があります。
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中古マンションは、間取りによってメインとなるターゲット層が異なります。
もっとも売却しやすいのは3LDKですが、ほかの間取りもターゲット層に合わせたアピールをすれば、早期売却は十分期待できます。
間取り以外に重視されるポイントも把握しておき、事前に対策を練ることで中古マンションの売却を成功させましょう。
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